山田繊維

山田繊維

『山田繊維』は京都の地で風呂敷製造卸売業として創業しました。
「ふろしき専門メーカー」として、日本の心が育んできた「ふろしき」という美意識を、
進化し続ける生きた文化として、世代を超えて伝える事を使命とし、
商品開発と共に普及活動に取り組んでいます。
商品開発では、伝統的な商品は勿論、現代のライフスタイルに適した新しい素材や、
加工技術を用いて、先進的なデザインにも挑戦されています。
オリジナルデザインの他「mina perhonen」「伊砂文様」「竹久夢二」「COCHAE」などとの協同開発や、
環境保護支援活動「MOTTAINAI」や東日本大震災支援活動「F+」にも協賛商品を開発されるなど、
風呂敷を通じて幅広く活動されています。

ふろしき愛

風呂敷は日本文化の代表として、必ず扱いたいアイテムでした。
まず、山田繊維さんの風呂敷を見たときは「かわいい!」と思いました。
風呂敷というと『和』のイメージが強すぎますが、ちょっとレトロなデザインも多く、
これなら持ちたいと思わせてくれる、現代のライフスタイルに合うデザインが大変多くありました。
お問合せをすると、近々に都内で展示会をされるとのことでしたので、
新しい商品なども直接拝見できますし、展示会へおじゃまさせていただくことにしました。
会場はふろしきをバックにしたり、風呂敷がさまざまなデザインで包まれており、
四角い布がこんな風にアートに変わるのだなととても驚きました。
はじめてお伺いする私達にも、とても丁寧にご説明をしてくださいました。
その説明をされている時に思ったのが、まさに「ふろしき愛」!
ふろしきの文様デザインに込められた意味を、ひとつひとつを詳しく教えてくださったり、
「こういった場面で風呂敷に包んで持っていくと目上の方々にも喜ばれますよ」といった用途の説明、
真結びの正しい結び方なども教えていただきました。
そうこうする内に、社長さまの風呂敷レクチャーもはじまり、社長さまもとってもオシャレ!
みなさま、終始おだやかに風呂敷にまつわるお話をしてくださいました。
こうして京都のメーカーさんにお話をお聞きするのは数件目という頃でしたが、
その頃に感じたのは「みんな、自分たちの商品を愛しているんだな」ということ。
みなさまが大事に作られた商品をお預かりして、お聞きしたお話しを伝えてゆくことが
私達の使命だなとさらに肝に銘じた日でもありました。

山田繊維
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