藤田美智

藤田美智

京都を拠点に作陶活動をされている藤田美智さん。
藤田さんの作品はその独特の世界観に乙女ゴコロをくすぐられっぱなしです。
もともと学生の頃はオブジェ作品を作ることに没頭。そのためか印象的な作品ばかり。
ちょっと笑える、でも哀愁も感じるそんな不思議な世界にどうぞ浸ってください。

五条の陶器まつりで

毎年8月に京都の五条界隈で陶器まつりが開催されています。
ステキな作家さんがいないかなーと陶器まつりに出かけていったところ、出会ってしまいました。
「藤田美智(みさと)」さん。
とにかく藤田さんのブースはものすごい人だかり!しかも女子ばかり!
なになになにーと覗き込んでみると、「キャー(ハート)」となってしまう作品がズラリ。
これは「ものすごくタイプ!」と思いましたが、話しかけられるような状況ではなかったので、
とりあえずブランドカードだけいただいて帰りました。
そしてブログを拝見すると、これまた思わず「ぷぷぷ」と笑えてしまうような衝撃的な作品ばかり。
これはぜひお願いしたいと早速コンタクトをとりました。
すると翌日にメールのお返事があり「私で間違いないですか?」とのこと。
いえいえ。間違っておりません。
平日は陶器のお店でお勉強もかねてお仕事をされているとのことで、日曜日に西院にある藤田さんのアトリエへおじゃますることに。
作家さんたちが集まる長屋のアトリエは、ある種のエネルギーを感じました。
アトリエの中へ入ると、デンと窯が鎮座しており、わたしが五条で見入ってしまった作品も並んでいました。
学生時代はオブジェ作品を主に作られていて、わたしがお伺いした時もぽっちゃりしたミロのビーナスを作られていました。
大学卒業後に「そういえば器が作れないな」と思い、日常生活でも使えるような器も作成はじめたとのことでした。
藤田さんご自身は、とても透明感のあるスラリとした女性で、作られる作品とのギャップにまた魅力を感じてしまいました。
さらに、弊店でお取扱いさせていただいている大井寛史さんとはお知り合いで、大井さんの奥様とお友達だとのこと。
ご自宅も近いようで「大井さんの作品を扱われているようなお店だったので、わたしでいいのかなーと思って…」と、
最初のメールでの「間違いないですか?」の真相も分かりました。
関西では個展やグループ展などを数多く行っている藤田さんですが「そういえば、関東は初進出です」とのこと。
なんと!それは嬉しいことです。

藤田美智
藤田美智