サーカスコーヒー

サーカスコーヒー

2011年の開業ながら、すでにメディアに何度も取り上げられる京都北山の人気珈琲豆販売店。
築100年のお茶屋さんを改装した店内はポップな色合いでとてもにぎやか!
「サーカスコーヒー」という名前がぴったりです。
店主の渡邉さんはコーヒー生豆鑑定マスターの資格を持ち、
雑みの無いクリーンなスペシャルティコーヒーを世界各地から探してきました。
こう聞くとコーヒーってむずかしそうですが、
オーナーの渡邉さんは「コーヒーは毎日飲むものだから気軽に楽しんでほしい」とおっしゃています。
その証拠に店内はご近所さんがひっきりなしにやってきて、お店にに入りきれない常連さんが自転車に乗ったまま
「後でいつもの300g持って来てー」と言っていかれるお客さんも。
そこには昔の古き良き風景が残っていました。

まず、ポップな外観にやられました。

京都は喫茶店やカフェ、コーヒー文化も盛んなので、コーヒー豆も扱いたいといろいろと調べていました。
その中で「サーカスコーヒー」さんのことを知り、まずは試してみようとお取り寄せしてみました。
封を開けてみたところ、手書きのお手紙が添えられていました。
そのお手紙がとても温かみのある文字で、コーヒーもとっっってもいい香り!で、淹れてみるとおいしい!
クリーンな味わいとはこういうことかと思い「サーカスコーヒーさんにお願いしたい!」と思いました。
お約束の日。最寄駅の北大路駅から徒歩20分…。
タクシーに乗っちゃおうと、タクシーをつかまえて「サーカスコーヒー」さんを目指しました。
近くまできて運転手さんと「このあたりなんだけどー」とキョロキョロしていると、
町屋をポップに飾り付けた、なんともかわいいお店を発見!
「あそこです!」
想像以上のポップ&キュートな外観に、一気にココロを奪われました。

サーカスコーヒー

オーナーの渡邉さん

引き戸をガラガラと開けると、オーナーの渡邉良則さんが笑顔で迎えてくださいました。
お店に入ってすぐ、大きな焙煎機が「デン!」と鎮座しており、店内はコーヒーのなんともいい香り。
こじんまりとした店内ですが、外観以上にポップなディスプレイで、
天井からは小さな飛行機がつるされていたり、ものすごくセンスがよい店内でした。
お取引の件をお話しさせていただく間にも、ご近所のお客様がひっきりなしにお買い物にいらして、
店内がいっぱいで入りきれないお客様もいました。
ドアを開けて自転車に乗ったまま「いつもの300g、あとで持って来てー」というお客様も。
渡邉さんも「はーい。わかりましたー」と笑顔でおっしゃっていました。
「お客さん、すごいですね」と言うと「ご近所さんが来てくれるんで、ありがたいです」とのこと。
なんだか、とっても新鮮でした。
こういうとあれですが、コーヒー豆は今ではスーパーでもチェーン店のコーヒーショップでも手に入るのに、
わざわざコーヒー豆だけを買うために、このお店に足を運ぶ。
お店とお客さんがコミュニケーションを取りながら、買い物をするという姿にある種の感動も覚えました。
「愛されるお店」というのを実際に目の当たりにしたという感じです。
帰りのタクシーの中で、妻と「うちのお店も、サーカスコーヒーさんみたくしたいね」と目標にさせていただきました。
その日は京都の実家に泊まり、コーヒー好きの母に「今日は北山の『サーカスコーヒー』っていうところに行ってきた」と話すと、
「いい名前やね。絶対売れるわ」とキッパリ。
母の宣言通り、いまでは多くのオシャレ雑誌にも取り上げられ、
大手の雑貨店さんとお取引をされるなど大活躍のサーカスコーヒーさんです。 ちなみに、いまでは母もサーカスコーヒーさんのコーヒーの大ファンです。

サーカスコーヒー